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月の輝く夜に

ル テアトル銀座  

作
演出
脚色

ジョン・パトリック・シャンレイ  

寺崎秀臣   

飯島早苗   

大地真央、岩崎大、諏訪マリー、福井貴一、上條恒彦、   
河野洋一郎、ヨシダ朝、花房徹、小林美江、三鴨絵里子

11月29日まで   

03-3207-5588  

製作

東宝

主催

コマ・プロダクション  

読売新聞東京本社  

12月4日 長門 ルネッサながと、5日 広島厚生年金会館、8日 神戸国際会館こくさいホール、
10日〜13日 千葉市民会館、15日〜16日 中日劇場、17日 岸和田浪切ホール、
18日 ひこね市文化プラザ、20日〜21日 北國新聞赤羽ホール

左 大地真央 右 岩崎大 

ニューヨークにはイタリア系アメリカ人は大勢住んでいて、家族や地域社会に深い愛着を持つと言われる。大きな満月が昇る夜、NYの下町に住む若い未亡人に何が起ったのだろう?ロマンチク・ラブコメディーの開幕のベルが鳴る。

              

ニューヨークに住むイタリア系のアメリカ人・ロレッタ(大地真央)は37才。7年前に交通事故で夫を失い、いまは父・コズモ(上條恒彦)、母・ローズ(諏訪マリー)、おじいちゃん(花房徹)と住んでいて、雑貨店を経営している母の兄・レイモンド(河野洋一郎)と妻・リタ(小林美江)の店で経理の仕事をしていた。

仕事はきちんとやり評判もいいが、やはり生活に疲れが出てきている矢先、満月が昇るある夜、友達でやはりイタリア系のジョニー(福井貴一)にプロポーズされた。

日本では満月は昔から神聖視されてきたが、西洋ではなにせドラキュラだ現れるほどの夜だから人間の感情も高ぶってしまうそうだ。ロレッタは、月に魅入られるように結婚を了解した。

ジョニーには5年間も絶縁状態の弟・ロニー(岩崎大)がいて「結婚式には弟を呼んで欲しいと」ロレッタに頼んだ。そしてジョニーはシチリア島にいる母親が危篤なのでその世話をし、ロレッタとの結婚の話をして来るからと言ってシチリアに向けて飛び立って行った。

招待を頼まれたロレッタは、ロニーを訪ねた。ロニーはパン焼きの職人で住まいはこのパン屋の上にあり、5年前にスライサーで片手を落とし、女にも逃げられ落ち込んでいたが、満月のなせるわざかいきなり彼の部屋で結ばれてしまった。

でもジョニーと婚約し、一ヶ月後には式を挙げるロレッタは「もうこれっきりっ」とロニーに言うと、彼は「メトロポリタンでオペラを観よう。それが最後だ」と言うので観にいったが、そこで女づれの父親・コズモにばったり出会う。まずいのなんの。

コズモの相手は娼婦の気のいいモナ(三鴨絵里子)で、気前よく純金のネックレスをプレゼント。夫の浮気に悩んでいる母・ローズは一人で馴染みのレストランへ食事に行ったが、ここにいた大学教授のペリー(ヨシダ朝)に言い寄られる。

帰りにはぺりーと腕を組んで送ってもらっているうちに、これもまずい。なんとおじいちゃんとばったり。三人三様のアバンチュール。これもきっとお月様のいたずらかも。

翌朝はみんな昨日の事はさらりと忘れ、食卓に着いているとレイモンド夫婦があわただしく駈け込んでくる。「銀行に金が振り込んでない!」。経理をまかされていたロレッタは、結婚話で頭が一杯で振り込むのを忘れていたのだ。

そんな時、ガラガラと旅行バックを引っ張って、ロレッタの許嫁のジョニーが予想外の早さでシチリアから戻ってきた、、、。

それから二人はどうなったかって?当局は一切関知していない。

ドラマのなかでコズモが「なぜ、男は女を追いかけるのか?」と度々言うがそれは「月の輝く夜に」にきっと答えが返ってくるだろう。

大地真央のロレッタは、新しい“恋い”にチャレンジする姿が頼もしい。楽しいロマンチックなコメディーだ。