
土田英生

須藤黄英


左から五十嵐明、椿真由美、綱島郷太郎、
綱島郷太郎、五十嵐明、椿真由美、遠藤好、
鈴木貴子、津田真澄、森脇由紀、山崎英樹
本多劇場
青年座
03-5478-8571
5月31日まで
家電の使用方が分からないので都内の家電メーカーに問い合わせたら、そのコールセンターは北海道だった。なんで北海道??皆さんもそんな経験をしたことはありませんか?このドラマは、場所こそ違えどとんでもない離れ島にコールセンターがあった。
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東京の豊島区に本社がある「ミキマツ製菓」のお客様相談室は、遠い南の離れ島・ヘソ島に置かれていた。ここは元レストランだったが今は、ミキマツ製菓の相談室になっている。
南国のリゾート地みたいで、現地社員を含め七人が、“南洋ボケ”するようにのんびり「ハイ、ハイこちらミキマツ製菓です、、、」と応答している。だからここへ配属される社員は“俊寛”ではないが、“島流し”と呼ばれていた。
ある日、ここへ新室長の稲本充(綱島郷太郎)が赴任して来た。それまでの室長は風采が上がらない三田村慎司(五十嵐明)、今度の人事で副室長に降格、それに新見律子(椿真由美)がいるが、この三人は同期入社だ。
この際、他の社員を紹介しよう。そうそう稲本新室長と一緒に赴任して来た入社2年目で、あとで分かるが稲本とわけありの後藤あづさ(鈴木貴子)、カナダ生まれの帰国子女・藤原眞美(遠藤好)、地元採用で亭主が島のタクシー運転手、永田理紗(津田真澄)、東京にあこがれる片瀬英里(森脇由紀)、地元の漁師あがりの田崎治雄(山崎秀樹)。以上。
張り切って新しい仕事に取り掛かろうとした稲本新室長だったが、ベランダに5つの電球がぶる下がっていて、たまに明かりが点く。これは問い合わせの電話が掛かってきたという意味だ。こんな状態では前途多難だ。
だがそんなのんびりはしていられない。ミキマツ製菓始って以来のヒット商品「ナキ豆ちゃん」に有害物質が混入されていたことが“発覚”、このニュースが全国に広まったからたまらない。どっとお客様相談室に苦情電話が掛かってくる。相談室は火事場みたいになった。
この事件が勃発する前の話をしなければ、、、。稲本はもてる男で、所帯持ちなのに後藤は、“熱中時代”。二人になったとき「下着を一杯買ってきたから今晩室長の家に行っていい?」。それで一緒に東京からやってきたのだ。
また同期の新見とは入社当時良い仲でこのヘソ島で焼けぼっくいに火がついた。稲本の家に二人が入って行ったのを見ていた男の証言が伝わる。狭い島だから筒抜けだ。
この男は永田の亭主でタクシーの運転手。二人を送り届けたのだ。女房の永田は一度知り合った男が忘れられず、いまでもこっそり付き合っている。この島は携帯電話が通じないから会社の電話をちゃっかり使って連絡しているのだ。
降格させられて副室長になった三田村は、新見が好きだったが行動に移れないない男で、侘びしく一人寝をしている。森脇は仕事は熱心だが、東京に行きたくて行きたくて、、、。
生一本の男・田崎はこまめに面倒をみるが島言葉が強く、東京者は通訳を介さないとしゃべる意味がわからない。
そんなわけで相談室に戻ると、まず最初に文句を言い出したのが、あの自分勝手娘の後藤だ。稲本が勤務時間延長の要請をすると社員は渋々了解した。だが彼女だけは「断固反対。認められなければこんな会社やめちゃうからー」。
狭いヘソ島にたった8人しかいないミキマツ製菓の社員はこれからどうなる。どうする?
俳優は汗まみれで奮闘するが、笑いたっぷりのコメディーだ。