メーテルリンクの名作「青い鳥」はみなさんよくご存じですね。本当に“青い鳥”なんているんだろうか?と思いませんでしたか。劇団四季は1969年に「青い鳥」の題名で初演をしたが1985年には「ドリーミング」と改め、その後ダンスシーンを加え、四季のオリジナルミュージカルとして登場した。それではみなさんと“青い鳥”を探しに行きましょう。
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或る年のクリスマス・イブの夜。貧しい木こりの家に仲の良いチルチル(大徳朋子)とミチル(岸本美香)の兄、妹、それに両親が住んでいた。今日はクリスマス・イブなのにここにはサンタも来てくれない。
それに引換え隣の家は裕福で、美味しそうな食べ物も沢山あり、派手なパーティを開いていた。それを窓越しにに見ていたチルチルとミチルの前に突然妖婆のベリリューヌ(光川愛)が現れ「私の娘の病気を治すために青い鳥を探して来てくれ」と頼まれた、、、。
二人が出発するとき、妖婆はチルチルにダイヤが付いた帽子をくれた。この帽子のダイヤは、ひねるとこれまで見えなかった本当のものが、はっきり見える魔法の帽子だ。
帽子の魔法で、犬のチロー(田中彰孝)、猫のチレット(林香純/谷口あかり)、パン(白瀬英典/深見正博)、火(本城裕二)、水(柏谷巴絵)、牛乳(市村涼子)、砂糖(塩地仁)、光(沼尾みゆき)などの精たちとチルチルとミチルは、青い鳥を探す旅に出発した、、、。
まず、最初に行ったのは「思い出の国」。ここには亡くなった祖父(田島亨祐)、祖母(斉藤昭子)、弟、妹との再会が出来たが、光と約束した時間がきてしまった。それでも青い鳥を見つけ、鳥かごに入れて思い出の国を出るとき、青い鳥は黒くなっていた。
「夜の御殿」。夜の女王(白木美貴子)の反対を押して、最後の部屋の扉を開けるととたくさんに青い鳥が飛び出してきたので、夢中になって捕まえるが、光が迎えに来た時、御殿が消えて捕まえた青い鳥はみんな死んでしまった。
その次は「森」。ここは木の精や動物たちが住んでいる所。深い森のなかで肩に青い鳥を止まらせてい四千歳というカシの大王(田島亨祐)がいた。彼らは森を荒らす人間に怒り、二人に襲ってくるが、光が現われチルチルがダイヤを捻るともとの静かな森になった。だがここでも青い鳥を手に入れることは出来なかった。
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「幸福の御殿」へ行くと御殿の広間には、おいしそうなご馳走がいっぱい。「太った幸福たち」が飲めや歌えや。一行はおもわず生唾をゴックン。チルチルがダイヤをひねると「ちいさな幸福たち」や「母の愛」が来て歓迎してくれたが、青い鳥のことはすっかり忘れてしまった。
「墓地」。闇のなかに墓地が現われる。光はここに青い鳥がいるから調べるようにと言い姿を消す。チルチルがダイヤを捻るとあっというまに墓地は消え花園になった。でもここにも青い鳥はいず、二人はがっかり。
「未来の国」。広い御殿にはこれから世の中に出て行く子どもたちが生まれるその時を待っている。そこへ「時の老人」がやって来て、カマを振りあげ二人を追いかけてきたので、あわててダイヤに手をかける。すると「未来の国」は消えてしまい、光がつかまえた青い鳥は、赤い鳥になっていた。
「別れ」。夜が明ける。一緒に旅したパン、火、砂糖、佐藤、水やチロー、チレットたちとも別れの時が来た。別れを悲しみ、泣だしたチルチルとミチルに火からは優しく、いつもあなたのまわりで生きていますよと歌いながら姿を消していった、、、。
そしてもとのきこり小屋へ帰ってくると、、、。チルチルとミチルは“青い鳥”を探せたのだろうか?
瞬時に木こり小屋が豪華な御殿になったり、鬱蒼とした森など舞台装置もファンタジーの世界へ、それに二人と出かけた仲間のキャラクターの役にぴったりの扮装、衣裳、音楽、ダンスが「ドリーミング」の世界へ誘ってくれるだろう。
下の写真は夢のようなシーン次ぎ次ぎと繰り広がり、火、パン、光、犬、猫などの活躍が楽しい.
撮影 山之内雅信

ミュージカル

モーリス・メーテルリンク

四季劇場〔秋〕
四季
浅利慶太
(日祝休)

四季文芸部
左 岸本美香、右 大徳朋子
加藤敬二
撮影 山之上雅信
11月23日まで
03-5776-6730