1989年、黒柳徹子主演の海外コメディがスタートして今年で20年になる。この間22本のウイットに富んだしゃれたコメディを上演して来たが、今年は20年の節目とあって黒柳が胸ボインのスタイルで登場、艶笑コメディでハラハラ、ドキドキさせながら観客に抱腹絶倒をたっぷり味わってもらおうという趣向だ。さてどんなコメディだろうか、、、。

              

場所はニューヨーク・マンハッタンの高級マンション。なぜか警備が厳しいはずなのに、空き巣のラップチック(田山涼成)が忍んで来て部屋にある高級品を物色していた。

と、そこへ巨乳が丸見えで、まっ赤なド派手な姿のグリフィン夫人が、管理人コネリー(石田太郎)を連れて帰宅した。これを見たラップチックはあわてて洋服ダンスに隠れた、、、。

彼女は部屋の暖房装置が故障し作動しないので、修理歴26年のコネリーに修理させようと同行させたのだった。グリフィン夫人の夫・グリフィン氏は、ボールベアリング会社の重役で、二人は何不自由ない生活を送っている。

帰って来てグリフィン夫人は真っ白のドレスに着替えるものの、ボインはよく目立ち、目の行き場所に困る。どうも夫人の挙動がおかしい。どうやら修理は二の次らしい。

夫人と夫は倦怠期になっていて、夫はこのところ精力剤を飲もうが、マッサージをしようが、なにの方はサッパリ。そこで夫婦関係を回復させようと怪しげなセラピーを試みている最中なのだ。

夫婦は第三者の協力が必要なので、コネリーの女性関係の弱みにつけ込んで、彼を巻き込んでしまおうとする作戦だ。可哀想にコネリーは片棒を担ぐはめになってしまった。

コネリーが修理のために別のクロゼットを開けたとたん、中からまっ赤でラメがついたドレスに、黒のストッキング、ピカピカのまっ赤な靴を履いた当家の主人・グリフィン氏(団次朗)が出て来て、観客をぎょっとさせる。彼は前からこの中に隠れていて室内の様子をうかがっていた。

それにクロゼットに潜んでいたラップチックも現れた。彼は今日18年もご厄介になっていた刑務所から出所してきたばかり、そしてみんなに持参してきたピストルを突きつけた、、、。だが迫力がないことに、気が弱く、その上胃潰瘍を患っている。

混乱の真っ最中に、グリフィン夫人の姉・ルイーズ(立石凉子)が取り乱して飛込んで来た。まくし立ててしゃべるには、彼女の夫が、私を捨てて小娘と駆け落ちしてしまった。どうしよう、、、悪いことは重なるもの。

夫婦関係を回復しようと涙ぐましい努力をするグリフィン夫人だったが、はたして思うようにいくかどうか!

新婚時代にはおもいやりや励まし、優しさがあったのに年をとるとそれも薄れ、表面的には仲睦まじい夫婦と見られるものの、ギクシャクした関係の人はいませんか?

そんな人たちへの“癒し”には、黒柳徹子が相談に乗ってくれるかも知れない。

ベッドルーム・ファンタジー
企画

PARCO  

劇場

ジョン・トビアス

訳

丹野郁弓  

左から 田山涼成、団時朗、黒柳徹子、立石凉子    

製作

11月6日〜8日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

作

11月1日まで   

パルコ 03-3477-5858   

主催

テレビ朝日    

高橋昌也   

撮影 谷古宇正彦   

ル テアトル銀座 

出演

黒柳徹子、団時朗、田山涼成、石田太郎、立石凉子