越中おわら風の盆




phot by 常吉さん


秋風に ゆく夏の音か 風の盆   りーち


越中八尾(やつお)では二百十日を迎えるころ「風の盆」が盛大にとりおこなわれます。
「おわら」と呼ばれる踊り子が三日三晩舞い、胡弓や三味線の弾き手が真夜中の街角を流します。
風おさめの行事と聞いていますが、ゆく夏へのほんの少しの惜別の念と、収穫の秋への祈り
といった情念が入り混ざって、趣深い祭礼となっているように思います。




















宵待ちの 町屋の辻の 酔芙蓉    りーち


出番を待つ「おわら」は、誰でも演じられるわけではないそうです。一定の年齢までの女性
と聞いたことがありますが、三日三晩踊り続けることで、陶酔の域に踏み込むとのこと。
そうした姿がより一層幻想的な情景を醸し出すということでしょうか。
「おわら」を演じる女性は巫女なのかもしれませんね。



















 



BGM BY TAMさん